手首で着信に応答してそのまま話せる通話機能付き「スマートウォッチ」。スマホと連携してBluetootで通話できるモデルのほか、本体に電話番号を登録し単体で通話できるSIMフリーのスマートウォッチもあります。
本記事では、おすすめの通話機能付きスマートウォッチをご紹介。通話機能の種類、通話以外に搭載されていると便利な機能などもあわせて紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
- 結論:おすすめの通話機能付きスマートウォッチはコレ!
- 通話機能には2種類ある
- スマートウォッチの電話番号の扱いに注意
- 通話機能付きスマートウォッチの種類
- 通話以外の機能もチェック
- 通話機能付きスマートウォッチのおすすめ
- ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH FIT 3 SLO-B09
- ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH 4 ARC-AL00
- アップル(Apple) Apple Watch SE(第2世代)
- サムスン(Samsung) Galaxy Watch6 Classic SM-R950NZSAXJP
- シャオミ(Xiaomi) Xiaomi Watch S3
- グーグル(Google) Pixel Watch 2
- ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH GT 4 PNX-B19
- ガーミン(GARMIN) Venu 3 010-02784-41
- サムスン(Samsung) Galaxy Watch7
- スマートウォッチを選ぶなら通話機能付きがおすすめ
結論:おすすめの通話機能付きスマートウォッチはコレ!
「おすすめの通話機能付きスマートウォッチだけ完結に教えて!」という方のために、先に結論を述べておきます。
iPhoneユーザーとAndroidスマホユーザーではおすすめのスマートウォッチが異なるので、自身の使っているスマホにあわせてチェックしてみてください。
Apple Watch SE(第2世代):iPhoneユーザー向け
iPhoneユーザーにおすすめの通話機能付きスマートウォッチは、Apple Watch SEです。
世代的には型落ちにはなるもののまだまだ現役で使えるパフォーマンスを有しており、何よりもApple Watchシリーズとしては圧倒的に低価格なのが魅力。
Cellular(セルラー)モデルであれば、iPhoneを一緒に持ち歩いていない状態でも単体でネットに接続し、通信が必要なアプリの使用や音声通話が可能です。
Galaxy Watch7:Androidユーザー向け
Androidユーザーにおすすめの通話機能付きスマートウォッチは、Galaxy Watch7です。
Galaxy Watch7は、2024年に登場したばかりの新しいスマートウォッチ。従来はドコモやauなどでしか購入できなかったLTEモデルがSIMフリーとしてAmazonで販売されているので、スマートウォッチ単体で使いたい方にもおすすめです(Bluetoothモデルもあります)。
体組成計やAGEs指数、エナジースコアなど独自の健康管理機能が充実している点も特徴。精度も高く、毎日装着することに十分な意味がある高性能なスマートウォッチと言えます。
また、Felicaにも対応しておりSuica・QUICPay・iDを利用可能です。
Galaxy Watchシリーズについて、以下のプラスガジェットさんのレビューや比較が非常に詳しく参考になるので要チェックです。
通話機能には2種類ある
通話機能付きスマートウォッチには、大まかに2つの種類があるので解説します。
Bluetooth通話
まず1つ目がBluetooth通話です。
Bluetooth通話とは、ペアリングしたスマホに来た着信に対してスマートウォッチで応答し、そのまま通話する機能のこと。
スマートウォッチ側に搭載されたマイクとスピーカーを通して通話しているだけであり、ワイヤレスイヤホンのハンズフリー通話に近いイメージです。
そのため、スマートウォッチ側に電話番号はありません。多くのスマートウォッチが対応している通話機能は、このBluetooth通話です。
スマートウォッチ単体での通話
スマートウォッチのなかには、スマートウォッチ単体でネットに接続し音声通話ができるタイプがあります。
スマートウォッチから連絡先をチェックし電話をかけたり、着信に対してウォッチから応答可能です。当然、単独でネットにも接続できるので、ランニングをする際にスマホを持ち歩く必要もなくなります。
スマホと同様にキャリアと契約し、SIMを挿したりeSIMを登録したりして電話番号を紐づけられるのも特徴。SIMフリーのスマートウォッチも販売されています。
ただし、スマートウォッチによって
- スタンドアローンナンバー
- ワンナンバーサービス/ナンバーシェアサービスなど
のどちらに対応しているかが異なるので、事前によく確認しておきましょう。
スタンドアローンナンバーやワンナンバーサービス・ナンバーシェアサービスについては、以下で詳しく解説します。
スマートウォッチの電話番号の扱いに注意
スマートウォッチと電話番号を紐づけるには、主に「ワンナンバーサービス」「ナンバーシェアサービス」などを利用する方法と、「スタンドアローンナンバー」の2種類があります。
ワンナンバーサービス/ナンバーシェアサービスとは?
ワンナンバーサービスやナンバーシェアサービスとは、スマートウォッチとスマホで同じ電話番号を共有できるサービスのこと。
同様のサービスはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4キャリアが提供しており、それぞれ以下の名称で提供されています。
- ドコモ:ワンナンバーサービス
- au:ナンバーシェアサービス
- ソフトバンク:Apple Watchモバイル通信サービス/ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス
- 楽天モバイル:電話番号シェアサービス
名称こそ異なるものの、どのサービスでもできることは「スマホと同一の電話番号による発着信」と「データ通信」で共通。
誰かがあなたに電話をかけるとき、スマートウォッチ専用の電話番号に発信する人はほぼいないので、日常的にスマートウォッチで発信・応答したいのであればこれらのサービスに対応するスマートウォッチがおすすめです。
- Apple Watchシリーズ
- Galaxy Watchシリーズ
- Pixle Watchシリーズ
スタンドアローンナンバー
スタンドアローンナンバーは、スマートウォッチに専用の電話番号を与える方式のこと。
スマホとの電話番号の共有はできないので、すでにあなたの電話番号を知っている方にはスマートウォッチ用の電話番号を伝えてシーンに応じて使い分けてもらう必要があります。
スマートウォッチを、何らかの用途専用のサブスマホのように使いたい場合に活用可能です。
- HUAWEI WATCH 4
通話機能付きスマートウォッチの種類
通話機能付きスマートウォッチには、主に
の3種類があります。
それぞれについて、以下で簡単に解説します。
Apple Watch
Apple Watchは、iPhoneやMacBookシリーズで有名なAppleが開発・販売しているスマートウォッチ。
全てのモデルがBluetooth通話に対応しているほか、「GPS + Cellularモデル」と書かれたモデルであればキャリアと契約してApple Watch単体でも電話やネットを利用できます。
ただし、iPhoneとしか連携できない点には注意が必要。Androidスマホとはペアリングできません。
Wear OS
Wear OSは、元々Googleによって開発されてきたウェアラブルデバイス用のOS。現在もGoogleによって開発が継続されているものの、サムスンのTizen OSが組み込まれたことが大きな話題となりました。
Wear OSは、Android同様にさまざまなメーカーのスマートウォッチに採用されています。GoogleのPixel WatchやサムスンのGalaxy Watchは、その代表的な例です。
Wear OS搭載のスマートウォッチは、ほぼ全てがAndroidスマホとの連携に対応しているものの、iPhoneに対応しているかどうかはモデルによって異なるので注意してください。
独自OS
ガーミンやファーウェイなど、一部のメーカーは通話機能付きスマートウォッチに独自のOSを採用しています。
通話に対応するかどうか、iPhoneと連携できるかどうかはモデルによって変わってくるので、あらかじめよく確認しておきましょう。
通話以外の機能もチェック
通話機能付きスマートウォッチを選ぶときは、通話以外の機能が充実しているかどうかもチェックしておきましょう。
特に、
はあると便利な機能の代表例なので、参考にしてみてください。
心拍数・睡眠などの健康管理機能
通話機能付きスマートウォッチの多くは、健康管理機能も搭載しています。
多くのスマートウォッチが心拍数や歩数、睡眠の質の計測などに対応しているほか、一部のモデルはストレスレベルや血中酸素濃度、体表温度などの測定も可能です。
また、Apple Watchは国内でも正式に心電図を計測できる数少ないスマートウォッチ。同様に、Galaxy Watchも体組成を記録できる貴重な選択肢です。
ワークアウト機能
対応しているワークアウトの種類も、通話機能付きスマートウォッチを選ぶ際に重要なポイント。ワークアウトとは、体を鍛えたり引き締めるためのトレーニングです。
通話機能付きスマートウォッチの多くが、ランニングやウォーキング、サイクリングといったワークアウトに対応しています。
モデルによってはより多くのスポーツや筋トレをサポートしており、テニスやサッカーなどの球技のほか、防水モデルの一部は水泳などのデータ記録も可能です。
GPSを搭載するスマートウォッチであれば、登山やハイキングのルートを記録したり、記録したルートを頼りに引き返したりもできます。
自身が日常的に行っているトレーニングやスポーツにあわせて選んでみてください。
Suicaのような決済機能
決済機能も、通話機能付きスマートウォッチに搭載されていると便利な機能のひとつ。
特に、Suicaに対応しているとスマホを取り出さずに手首をかざすだけで改札を抜けられて非常にスムーズです。
また、iDやQUICPayなどのクレジットカード決済を利用できれば、財布もスマホも持ち歩かずに買い物ができます。
通話機能付きスマートウォッチのおすすめ
ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH FIT 3 SLO-B09
性能と価格のバランスがよい、おすすめの通話機能付きスマートウォッチ。
スクエア型のディスプレイと回転操作に対応するクラウンが搭載されており、Apple Watchライクなデザインに仕上げられています。
最新の「ボディメイカー」を含む、ほかのHUAWEI WATCHシリーズと同等のワークアウト(100種類)や健康管理機能を搭載していながら、価格が約2万円に抑えられている点が特徴です。
バッテリー持続時間も長く、約10日間は充電不要。レザーストラップやナイロンストラップを採用したモデルもあり、バリエーションが豊富なのも魅力です。
詳しくはレビュー記事で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
参考HUAWEI WATCH FIT 3 レビュー。FIT 2との比較と口コミ・評判も紹介
ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH 4 ARC-AL00
スマホとは別の電話番号を使いたい方におすすめの通話機能付きスマートウォッチ。ナンバーシェアやワンナンバーなどには対応しておらず、スタンドアローンナンバーでの運用となります。
物理SIMではなくeSIMに対応しており、SIMフリーである点も特徴です。SIMカードの抜き差しが不要なうえ、回線契約後にSIMカードが届くまで待つ必要もなく、スムーズに開通させてすぐに通話とネットを利用できます。
ファーウェイによる公式の検証の結果、au系および楽天系のキャリアでは音声通話が使えないと発表されている点には注意が必要です。
アップル(Apple) Apple Watch SE(第2世代)
iPhoneユーザーにおすすめの通話機能付きスマートウォッチ。
セルラーモデルを購入してキャリアと契約すれば、iPhoneを一緒に持ち歩かなくても単体で通話をしたりメッセージに返信したりできます。
健康管理機能も充実しており、常時心拍数をチェックしながら不規則な乱れがあると通知可能。睡眠の質を記録したり、衝突を検出した際にあ自動的に緊急通報サービスに知らせたり、位置情報を通知したり、緊急連絡先に連絡したりもできます。
もちろん、各種ワークアウトにも対応。最大で50mまでの耐水設計でもあるので、プールや海での水泳、サーフィンなどのデータを記録可能です。
サムスン(Samsung) Galaxy Watch6 Classic SM-R950NZSAXJP
ユニークな操作方法を採用している、おすすめの通話機能付きスマートウォッチ。ベゼル部分に独自の回転機構を搭載しており、ベゼルをカチカチと回転させるだけでメニューの選択やスクロールなどの操作が可能です。
複数のワークアウトや健康機能にも対応。通話機能付きスマートウォッチとしては貴重な体組成機能にも対応しており、骨格筋や体脂肪率などを指を沿えるだけで計測し記録できます。
温度センサーも搭載されており、睡眠中の体温を計測できるのも特徴。また、専用のアプリをスマートウォッチとスマホにインストールすれば、物体の表面温度を測る簡易的なセンサーのような使い方もできます。
Felicaチップが内蔵されており、Suica・iD・QUICPayを利用できる点も魅力です。
レビュー記事は以下から。
参考【レビュー】Galaxy Watch6 Classicの評判と口コミ。回転ベゼルと待望のSuica
シャオミ(Xiaomi) Xiaomi Watch S3
デザイン性に優れたおすすめの通話機能対応スマートウォッチ。
交換可能なベゼルを採用しており、好みのデザインのベゼルに付け替えて楽しめます。ベゼルを装着すると対応するウォッチフェイスが自動で表示され、適用できるのもユニークなポイントです。
健康管理やワークアウト機能なども充実しており、150種類以上のスポーツモードを搭載しているうえに10種類のランニングコースを内蔵していたり、健康状態を数値化して評価するバイタリティスコアに対応していたりします。
価格も安いので、コスパのよい通話機能付きスマートウォッチを探している方にもおすすめです。
グーグル(Google) Pixel Watch 2
Google製のおすすめ通話機能付きスマートウォッチ。通話に応答できるのはもちろん、テキストメッセージやメールに返信したり、音楽を再生したりもできます。また、Googleアシスタントにも対応しており、「OK Google」と話しかけるだけでワークアウトの開始やタイマーの設定が可能です。
高性能なセンサーに加えてGoogle製のAIも内蔵されており、高い精度で心拍数を測定できます。ほかにも、皮膚温や血中酸素飽和度、睡眠スコアの測定など、さまざまな健康管理機能に対応している点も特徴です。
Googleウォレットを利用できるのも魅力。Suica・QUICPay・iDを利用できるので、通話機能付きスマートウォッチで買い物までしたい方にもおすすめです。
ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI WATCH GT 4 PNX-B19
バッテリー持ちのよいおすすめの通話機能付きスマートウォッチ。通常使用で最大約14日間、ヘビーユースでも最大約8日間バッテリーが持続すると謳われているので、スマートウォッチの充電に煩わしさを感じていた方に適しています。
多彩な健康管理機能を搭載している点も特徴。心拍数・ストレスレベル・血中酸素濃度・睡眠などのほか、スマホアプリとあわせたカロリー管理機能にも対応しており、ダイエットや体形維持などに興味がある方にもおすすめです。
通話のほか、メッセージへのクイック返信やカレンダー機能、音楽のコントロールといった、スマホのサポート機能も充実しています。
以下の記事で詳しくレビューしているのであわせてチェックしてみてください。
参考HUAWEI WATCH GT 4 レビュー。GT 3との違いも比較
ガーミン(GARMIN) Venu 3 010-02784-41
シンプルなデザインで身に着けやすい、おすすめの通話機能付きスマートウォッチ。
身体のバッテリー残量を意味する身体的エネルギーを計測し表示する、独自の「Body Battery」に対応しています。スコアの大小によって体力を把握しやすく、1日の活動を計画的に行えます。
歩数や運動強度、消費カロリーなどはスマートウォッチを身に着けているだけで自動的に測定可能。筋トレやヨガ、ピラティスなど一部のワークアウトは本体に専用の動画が内蔵されており、チェックしながらトレーニングできます。
スマートウォッチ本体に音楽を内蔵できるのも特徴。また、Suicaも利用できます。
サムスン(Samsung) Galaxy Watch7
冒頭でも紹介したAndroidユーザー向けに今一番おすすめの通話機能付きスマートウォッチ。
新世代の3nmCPUの搭載により動作が非常に滑らかになっており、スマートウォッチの操作でカクつきや引っ掛かりが気になっている場合はGalaxy Watch7に買い替えると改善できると思います。
Galaxy Watch6 Classicと違い回転ベゼルは搭載されていないものの、画面外周を指でスワイプしてスクロールする「タッチベゼル」に対応しているため、回転ベゼルとほぼ同等の操作性を実現している点も魅力です。
もちろん、おサイフケータイにも対応。BluetoothモデルとSIMフリーのLTEモデルの両方をAmazonで購入できるのも嬉しいポイントです。
スマートウォッチを選ぶなら通話機能付きがおすすめ
以上、通話機能付きスマートウォッチのおすすめを紹介しました。
スマートウォッチで通話ができると、スマホを取り出す必要がないので非常に便利。また、手首のデバイスに話しかけている様子は未来感もあり、動作そのものもスタイリッシュでおしゃれです。
ぜひ、本記事を参考に自分にピッタリの通話機能付きスマートウォッチを見つけてみてください。